あしたから先延ばし(仮)

今日の「先延ばし」を明日からにできるかな

推しが去っても作品が残ることで救われる人がいる

2023年はミュージシャンの悲しいニュースばかり

11月となり2023年も最終コーナーにさしかかろうとしています。
今年はミュージシャンの悲しいニュースが相次いだ年となりました。
世界的なビッグネームから名前だけ聞いたことのある方、スミマセン存じ上げませんという方含め本当にキリがありませんが。。。
愛聴していた方が多いため余計にその印象が強いです。
正直ここまで相次いだ年というのは自分の人生でも記憶にない。。。
自分が年齢を重ねると周りの人も等しく年齢を重ねるので、当たり前のことと言えばそれまで。
しかしCDラックを眺めながら、「この人も去っていった。。。」と感傷的になってしまいます。

 

rollingstonejapan.com 個人的に今年一番のショックだったDavid Crosby


「Now And Then」と「Hackney Diamonds」

ロック好きの方はご存知の通り。1962年にデビューした2つのバンドの新曲がリリースされます。
1970年に解散したThe Beatlesの「Now And Then」。
80歳を超えてなお現役、The Rolling Stonesの「Hackney Diamonds」。
どちらも他界したメンバーとの共作が収録されているのですが、現存メンバーのコメントを見る限り愛情に溢れていますね。
CDが売れなくなった時代、ストリーミング主体と視聴スタイルが変わったこの時代に、奇しくもこの両バンドが同時期に新曲をアナログ盤でリリースする。
感慨深いものがあります。

両バンドのスタンスは違えども録音されていたマテリアルを、ちゃんと「作品」として仕上げてリリースしてくれたことが素晴らしい。
現時点では「Now And Then」の音源は未聴(早く聴きたい!)ですが、意義あることだと思います。
未発表曲や発掘音源ではなく、推しの「新曲」を聴けることが素直に嬉しいというのが私の感想です。

 

www.universal-music.co.jp

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愛聴盤はタイムカプセル

レコードは「記録」。
声も演奏も基本的に録音当時のまま変わることがありません。(制作者意図による差し替えやリマスター、リミックスは別の話ですね。)

そして愛聴盤という「記録」が存在するのですが、変わらない声や演奏にハマって聴いていた当時の自分の「記憶」や「思い入れ」が封じ込めれているからか、色々な感情を揺さぶります。
今でも愛聴盤を聴くことで心身共に癒してくれたり鼓舞してくれたりと、自分にとっては救われる場面が多いように感じます。

 

Crosby,Stills,Nash & Young " Deja Vu" (released 1970)


 


悲しいニュースがこれからも耳に入ってくるのは仕方ないのですが、「愛聴盤」となる作品を残してくれたことに感謝して聴き続けていきたいと思います。

r.i.p