数日前に高熱を出してインフルエンザ感染が発覚しました。
家では隔離されているものの、今は熱も下がり意外と元気だったりします。
そんな折「次期ボンドがまだ決まらない理由」というニュースを見て、久しぶりに「007」熱が再上昇。
部屋の外に出れないをことを口実に、映画三昧を決め込みました。
ダニエル・クレイグ主演の「カジノロワイヤル」「慰めの報酬」「スカイフォール」を続けて観ましたが、別の熱をあげてどうするんだ。。。(汗)
ハードルが高くなりすぎた次期シリーズ
私はただの映画好きですが、「スペクター」「ノー・タイム・トゥ・ダイ」を含めてクレイグボンドの全5作はとても面白かった!
特に「スカイフォール」は過去作の中でもダントツに評価が高いそうで、異論なしです。
映像美、派手なアクションといった絵的なことはもちろん、ボンドの過去を掘り下げ未来へ繋いでいくストーリーは「良くできてるな~」と感心しました。
全5作トータルで完成度が高かったと思うので、次期シリーズでは制作側も視聴者側も求めるハードルが上がった感は否めないです。
新しいジェームズ・ボンド役もまだ決まらない。。。
決まれば決まったで賛否両論、メディアやSNSで論戦が繰り返されそうですね。
要求レベルは高い!とはいえ、俳優さんにとっても制作会社にとってもビッグビジネス。
そう考えるとクレイグ、ブロスナン、ムーアの初作は、リスクをチャンスに変え長期の人気シリーズにした功績は感慨深いものがあります。
ロジャー・ムーア時代が最高!
多くの名優が演じたジェームズ・ボンドの中でも、私の一番のお気に入りはロジャー・ムーア。
アクションもストーリーもツッコミどころ満載のゆるさ。
ハードボイルドに決めても、どうしてもニヤつきながら観てしまう。
「ありえないだろ!!」と笑って言えるエンターテイメントって素晴らしい。
そんなスパイアクションってどうなのよ(笑)!
その最たる映画「ムーンレイカー」は名作だと思います。
(お話的には「私を愛したスパイ」のほうが好き。)
字幕も楽しいのですが、意訳も含めてテンポよく繰り出される吹き替え版が楽しいですね。ロジャー・ムーアの高田純次に匹敵するようなテキトーさが大好きです。
チャラいといえばそれまでなのですが、そんなスゴ腕スパイの超モテる英国紳士。
能天気と言う人もいますが、それぞれのボンドの楽しみ方があるかなぁと。。。
時代背景を反映してきた007シリーズ
007シリーズではテクノロジーの進歩や、米ソ冷戦、湾岸、半島といった当時の社会情勢も垣間見えます。いつの時代も紛争や国家間の駆け引きはあるものでしょう。
しかし今現在のロシア、ウクライナ、イスラエル、パレスチナで起こっていることを考えると胸が痛みます。
現在の社会情勢が年月を経て「歴史」になる頃(が本当に来るのか?)は、どういう描き方をされるのでしょうね。
時代や視聴者に媚びるような007になって欲しくないのですが、さらに進化した新しい007を今後も楽しみに待ちたいです。