あしたから先延ばし(仮)

今日の「先延ばし」を明日からにできるかな

ご先祖様が生きてきた歴史の上に僕らは生きている。

例年11月はNHK大河ドラマも佳境

2023年の大河ドラマは「どうする家康」。40年程前の「徳川家康」とはだいぶ毛色の違う話ですね。
題材は同じでも作家さんも違うし、40年前と現代の解釈では新たな史実も加わって魅せ方も変わるというもの。
良くも悪くも比較されてしまうのでしょうが、賛否両論あれど個人的にはこういう描き方もよろしいのではないかと思います。
残り2か月程となり、有名なエピソードを交えてどのような大団円を迎えるのか。
細かいことは抜きにして、今年の大河を最後まで楽しみたいと思います。


大河ドラマは日本の歴史への興味の第一歩

過去62作制作された大河ドラマ。自身が観た最古の記憶は「風と雲と虹と」でした。
当時はまだ幼少期で話の内容は覚えていないものの、主人公が馬に乗って駆けていく空撮シーンが強く印象に残っていました。
何年か前にDVDで全話視聴した際の第1話で、当該シーンがオープニングに出てきた際には、頭にこびりついていたシーンと完全合致!ちょっと感動してしまいました。

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風と雲と虹と」の話はまたにするとして。
小学生低学年の頃から毎年大河をみていたせいか、日本の歴史にすっかり興味をもつようになったのは親の影響もあり。
当時はテレビのチャンネル権は父親にありましたから、一緒に大河をみるのは自然なことだったのでしょう。
大河に限らず、「歴史ドラマ」はよく見た記憶があります。年末大晦日の「忠臣蔵」「白虎隊」など。。。


時代劇は剣道への入口

一方で、似て非なるものがチャンバラ系。こちらは「ザ・時代劇」といった趣がありますね。
小学生の頃、土曜日に学校から帰ってくるとよく再放送やっていました。
印象深いのが「大江戸捜査網」と、土曜夜の「暴れん坊将軍」。

両ドラマともテーマソングが秀逸です!!
「吉宗評判記 暴れん坊将軍」は仮面ライダーV3の宮内洋さんが出演していたので、いつ変身するのだろうと思いながら見ていました。
大江戸捜査網」は、松方弘樹さんのシリーズをよく見ましたね。松方さんの二刀流もカッコよかったのですが、瑳川哲朗さんが演じる井坂十蔵が渋くて好きでした。

死して屍拾うものなし「大江戸捜査網

チャンバラ時代劇は剣道を習うキッカケとなりましたが、親としては躾の一環だったのでしょう。
礼儀作法について厳しい「武道」ですから、今の人格形成に大きく影響を与えたのは間違いありません。親には感謝です。


歴史ドラマと時代劇

大河ドラマも広義では「時代劇」ですが、どちらかというと「歴史ドラマ」という言葉のほうがしっくりきます。

史実とフィクションにエンターテイメント要素を加えて調理したのが大河を代表とする「歴史ドラマ」。

「鎌倉殿の13人」はコント的な要素も含め、このバランスが絶妙だったと思います。


フィクションとエンターテイメントが大きな成分で、舞台が現代でも江戸時代でも成立しうるのが「時代劇」。
鬼平犯科帳」も「遠山の金さん」も、どちらも自分的にはこちらのカテゴリ。


水戸黄門」は「アンパンマン」と近似性が。。。
私の勝手な定義ですけどスイマセン。


学校で学ぶ歴史にはドラマ性に乏しい

小学校高学年になると、社会科の授業で日本の歴史が出てきます。
中学高校と「日本史」として勉強しましたが、歴史好きなのですがイマイチ面白くなかったです。
受験のためとはいえ、知識として名称を覚えることばかり。
歴史的な事象は理解するのですが、この事象が実現されるまでに起きた背景とか関係した人の思いとかは授業では希薄だったため興味を持ちにくかったのかもしれません。
大河ドラマやマンガ偉人伝などで背景や思い、ドラマチックな話を補完していたのですね。
今でも専ら読むのは歴史小説が多いのは、そんな体験からなのだと思います。


ご先祖様は同時期を生き抜いてきた

「歴史ドラマ」経由ではありますが、歴史を知るということは自分のご先祖様が生きてきた時代を知るということ。
全ての時代にご先祖様が生きてきたから現在自分が存在するわけで。
歴史上スポットライトが当たる人たちの陰で、ほぼ光の当たらないご先祖様はどんな思いで暮らしてきたのだろう。

苦しかった?大変だった?諸々あるのでしょうが、楽に生きてきた時代はないと思います。
それぞれに当然ドラマがあったことだろうし、ただただ一生懸命生きてきたのだろうと。

「時代劇」や「歴史ドラマ」を見るたび、この当時のご先祖様はどのような関わりをしていたのだろう?と考えます。
それこそNHKの「ファミリーヒストリー」っぽい話ですが、いつかはルーツ探しをしてみたいですね。

ご先祖様が生きてきた歴史の上に僕らは生きていることを認識すると、少しはこれから自分自身の生き方や物事への興味の持ち方、子どもたちへ伝えるべきことなど真面目に考えないといけないと反省しきりです。