子どもの価値観のベースにあるのは、親の価値観。
簡単に応募できるようになったけど
仕事でパートさんやアルバイトさんの求人出稿、受付、面接など採用に関する業務を行うことがあります。
業種としてはサービス業になるのですが、最近は自分の常識が通用しない場面に遭遇することが多いなと感じています。
ネットでの応募が主流となっている昨今では、サイトやアプリで簡単に応募することができます。慢性的な人手不足と叫ばれる中、履歴書不要、面接不要といった案件も普通に目にします。便利、合理的、簡単、ダメだったらブロックetc。。。
こういう働き方そのものについては、単発のお仕事であれば需要と供給の関係性の中でお互いWinWinであれば良いと思っています。
一方で「継続雇用」としてシフトに入ってもらいたい仕事になると、採用にあたりそれなりに人を選ぶことになります。
自分としては、基本Web応募の方についてはメールやメッセージで「文章」を送信しヒアリングをしています。ヒアリングに対する回答(求職者の希望)が、こちらの希望とマッチングすれば面接の日程調整をします。
人間性がメールやメッセージの文章に透けて見える
このメールによるヒアリング。既に選考がスタートしています。
ヒアリングに対する求職者希望の内容ではなく、「どのような言葉で返信してくるか?」という礼儀や人間性を個人的に重要視しています。
丁寧な返信文章を書かれる方は、面接した際にお会いする前に持っていたイメージと乖離することはほぼないです。
採用した後も、しっかり仕事をしてくださるので助かります。こういった方と一緒に仕事したいものですよね。
「箇条書き」で返信してくる方については、言葉が悪いですがハズレの方が大半です。
SNSの影響だとは思うのですが、LINEでの返答のような返信もよく来ます。
あなたの友達じゃないっていうの!!
大学生にこの傾向が多いのですが、最近ではWワーク希望の40代、50代、60代のいい年した大人でもこういったケースが増えてきました。
実際に採用して一緒に働いてみないとわからないというのが本音ではあります。
しかし礼儀知らずの方とは一緒に働く気はないので、双方希望がマッチングしていたら一応その方と面接まではしますが、大体没になる傾向が高いです。
面接しても、履歴書の文字は殴り書き、誤字脱字だらけ、角がめくれあがった跡がついた使いまわしした個人写真、要求事項ばかり。。。
こういった場合は本当にストレスで、時間を奪われた気分になります。
更に論外なのは、面接日程調整して当日に連絡なしで来ない不届きもの!
いわゆる「ブッチギリ」ってやつです。
このブッチギリの頻度は結構高く、最近の傾向だと面接日程調整したうちの30~40%は来ないです。
断りの連絡一本いれれば済む話なのですが、それすらしないというのは一体どうなっているんでしょうね。
掲載先サイトの担当者ともよく話をするのですが、こういう方が多くてどちらも困っているということでした。
これも求人応募が手軽になったことの弊害と言いますか、手軽にキャンセルしても何も感じないのでしょうか。
相手のことを全く考えない、自分本位の身勝手な人は絶対に採用したくないので、結果的によかったと安心することにはなるのですが。。。。
自分の子どもに対する責任
自分の価値観が古いのかもしれませんが、価値観が異なるからといって済ませていいことなのかと疑問に感じます。
「価値観の多様化」を肯定することは、自分勝手を認めることと同義語ではないと思います。また、自分と異なる価値観を否定はしませんが、相容れない場合もあります。
少なくとも相手がいることは相手に配慮はすべきだと思いますが自分が間違っているのかと不安に思うことがあります。
自分の子どもたちもアルバイトするような年にはなりましたが、面接だったり評価される場面に身を置くことも増えるでしょう。
常に人間性を見られているということ、不誠実な態度行為は絶対にダメと言っています。
伝わっているかな?
子どもの価値観のベースにあるのは、親の価値観だと思っているので責任重大です。
子どもたちを採用してくれた会社の方から「あんたの親はどういう教育をしてきたの?」と言われないようにしないといけないですね。